ちもちもし [おっぽこ一番の思い出]
小さな黒毛玉
細くて長い干し草一本
端っこから少しずつ
少しずつ
小さなお口で食べてるよ
青々としたチモシー一本
小さな黒毛玉の小さなお口に
少しずつ吸い込まれていくのを
ただ眺めてるだけで楽しくて
低速シュレッダー
牧草専用
チモチモチモチモ
チモチモチモ
お腹に入ったチモシーは
丸いコロコロの粒になる
チモチモチモチモ
チモチモチモ
ゆっくり食べな
慌てず食べな
たくさん食べな
大きくなぁれ
元気になぁれ
しあわせうさぎになぁれ
君はほんのりと
干し草の匂いがしていた
晴れた朝、風が運んでくる
君とよく似た匂いは今も
空の何処かからやって来て
何処かへ行ってしまう
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